2010年5月8日(土)「しんぶん赤旗」
民主・共和下院議員と志位委員長が懇談
米議会
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【ワシントン=小林俊哉】日本共産党の志位和夫委員長は6日、米連邦議会を訪問し、民主党のビック・スナイダー下院議員(アーカンソー州)、共和党のドナルド・マンズーロ下院議員(イリノイ州)と、それぞれ懇談しました。
懇談で志位氏は、「核兵器のない世界」をめざすという点で、オバマ米大統領のプラハ演説を歓迎し、同大統領あてに書簡を送ったことを紹介。国際的に重要となっているこの課題では、立場の相違はあるが、大局的には協力していけるのではないかと述べました。
また、日米関係では、沖縄情勢、普天間基地問題について、県内に新たな基地をつくることは絶対に許さないというのが沖縄県民の揺るがぬ総意であることを説明しつつ、普天間問題解決のためには無条件撤去しか道はないとの日本共産党の立場を伝えました。
そのほか、日米経済問題、米国の独立革命と建国の精神、南北戦争にかかわってマルクスとリンカーンの交流の話など、話題は多岐にわたりました。
志位氏は懇談終了後、記者団に問われ、「初めての訪米の機会に、連邦議会議員とも交流を始め、私たちの立場を伝えたいと思いました。今日の交流は、私たちにとって初めての経験でしたが、これからは、当たり前のように議員間の交流をすすめていく、その第一歩としてたいへん意味のある会合だったと思います」と述べました。