2010年5月7日(金)「しんぶん赤旗」
基地反対2万超署名託す
首相会談へ3町長を激励
徳之島
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米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)の「移設」に反対を表明している鹿児島県徳之島の3町長が6日、鳩山由紀夫首相との会談(7日)に上京するため徳之島空港を出発しました。同空港駐車場には、千人を超える島民が見送り、3町長を激励しました。
出発したのは高岡秀規・徳之島、大久保明・伊仙、大久幸助・天城の各町長です。空港周辺の道路は住民の車で渋滞。「島の未来は3町長の肩にかかっています」との横断幕や「徳之島の声を届けてください」「町長3人で徳之島を守って。応援しています」などのプラカードが林立しました。
駐車場での集会では「3町長、気張って来てください」「徳之島を守って。頑張って」の声であふれました。
町長の方も「こんなにたくさんのみなさんが集まってびっくりしています。断固反対でたたかってきます」(大久保町長)と応じました。
3町長には、この日までに集まった「移設」反対の2万数千人分の署名が託されました。
医療関係の職場で働く女性(44)は「鳩山首相が徳之島移設を明言して腹の底から怒りがわきました。千人を超える人が駆けつけたことで3町長をいっそう激励したと確信します」と語りました。
東京行き中継地の鹿児島空港には、日本共産党の、まつざき真琴県議、幸千恵子徳之島町議らが待ち受け、3町長を激励しました。