2010年5月7日(金)「しんぶん赤旗」

志位委員長がＮＰＴ再検討会議の第１委委員長と会談

（写真）ジンバブエのシディヤウシク国連大使（右）と会談し握手を交わす志位和夫委員長＝５日、ニューヨーク（林行博撮影）

　【ニューヨーク＝西村央】日本共産党の志位和夫委員長は５日午後、核不拡散条約（ＮＰＴ）再検討会議で、「核軍縮」、「不拡散」、「原子力の平和利用」の三つの分野のうち、軍縮担当の第１委員会委員長を務めるジンバブエのボニフェス・シディヤウシク国連大使と会談しました。

　志位委員長は、再検討会議に要請している文書を手渡しながら、(1)２０００年再検討会議で核保有国が行った核廃絶への「明確な約束」を再確認してさらに前進すること(2)核兵器廃絶を主題とした国際交渉を開始すること―という方向で再検討会議が成果をおさめることを願っていると述べました。

　これに対して同大使は、「核兵器が存在する限り、人類にとっての脅威です。国際司法裁判所も核兵器使用は国際法違反としています」「保有国が持ち続けている限り、事故、核戦争につながりかねません」と核兵器の違法性、危険性を指摘するとともに、「核兵器禁止条約を支持します」と応じました。さらに、「若い世代に核兵器の恐ろしさを伝える教育の分野でも力を入れていく必要があります」と述べました。

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