2010年4月29日(木)「しんぶん赤旗」
駐日マレーシア大使と志位委員長が会談
|
日本共産党の志位和夫委員長は28日、都内のマレーシア大使館で、ダト・シャハルディン・ビン・モハマッド・ソム駐日大使と、目前に迫った核不拡散条約(NPT)再検討会議や核兵器廃絶の課題などをめぐり、会談しました。
志位氏はまず、日本共産党代表団の団長として訪米し、NPT再検討会議に出席することを大使に伝え、2000年のNPT再検討会議で核保有国が約束した核兵器廃絶への取り組みの実行や、核兵器廃絶交渉の開始への合意づくりを目指して働きかけるつもりだとのべました。
シャハルディン大使は、マレーシアが核兵器の完全廃絶のための交渉開始をかねてから主張し、その趣旨の国連決議を提案して圧倒的多数の支持を受けてきたことにも触れながら、マレーシア政府の核兵器廃絶をはじめとする立場を表明しました。
また、マレーシア政府がこれまで非同盟運動、イスラム諸国会議機構(OIC)の議長国として果たしてきた役割や、東南アジア諸国連合(ASEAN)の中で占める重要な位置など、その他の外交分野にも話題が及び、意見が交わされました。志位氏はさらに、大使からの日本の政治情勢についての質問に答えました。
会談には、緒方靖夫副委員長・国際委員会責任者が同席しました。