2010年4月26日(月)「しんぶん赤旗」
沖縄市長に東門氏再選
新基地ノーの願い集め
市政奪還狙った自公候補ら退ける
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沖縄市長選挙が25日に投開票され、現職の東門みつこ氏(67)=無所属、共産、社民、社大推薦=が再選を果たしました。自民・公明推薦の喜屋武満(62)=元県歯科医師会長=、前公明市議の江洲真吉(60)両氏を退けました。
東門氏の当選は、同日開催の「米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と、県内移設に反対し、国外・県外移設を求める県民大会」が9万人の参加で成功したことと合わせて、新基地建設ノーの審判を下すものとなりました。
東門氏と推薦する政党・団体は、「東門さんの再選こそ、泡瀬干潟埋め立てストップへの道」と訴えたほか、市独自の国保料減免制度の実施など市民の暮らし命を守ってきた実績を市民に知らせるために全力をあげました。
自民・公明陣営は、国会議員や仲井真弘多知事の応援、団体締め付けを強めて悪政復活に執念をみせました。東門陣営は、沖縄県内で初めて国の認定を受けた「中心市街地活性化事業」の実施を呼びかけて、市民参加の街づくりや雇用の拡大への期待を広げました。
当選を決めた東門さんは「4年間の実績は、市民といっしょに街を育ててきたこと。それがわかってもらえたことが勝因」と語りました。
開票結果は次のとおりです。
当東門美津子 67 無現 23013
喜屋武満 62 無新 21546
江洲真吉 60 無新 4459
(投票率51・0%)