2010年4月22日(木)「しんぶん赤旗」
将棋第41期新人王戦
ベスト16出そろう
里見、豊島と対戦へ
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将棋の第41期新人王戦(「しんぶん赤旗」主催)はベスト16が出そろい、3回戦が進行中です。(トーナメント表)
ベスト8には関西新鋭の西川和宏四段(24)や今年4月にプロ入りしたばかりの菅井竜也四段(18)が進出しています。
15日の3回戦で阿部健治郎四段(21)が、初手▲4六歩や▲5八玉といった独特の将棋を指す小泉祐三段(21)を下して8強入りしました。
3回戦に勝ち上がった顔ぶれは、広瀬章人新人王(23)をはじめ、前々期新人王の佐藤天彦五段(22)、2009年度将棋大賞で最多勝利賞・勝率1位賞(45勝・7割6分3厘)を受賞した豊島将之五段(19)ら注目の若手がそろっています。
元奨励会員で第38期新人王戦ベスト4の記録を残している加來博洋赤旗名人(29)は菊地裕太三段(26)、村山慈明五段(25)を破り16強入りしました。
女流棋士では2月に初の女流名人を獲得した里見香奈女流名人・倉敷藤花(18)が吉田正和四段(24)を破り男性棋戦2勝目をあげています。3回戦で豊島五段と対戦します。
今期新人王戦では出場の全40人中、奨励会三段は12人で、渡辺大夢三段(21)、門倉啓太三段(22)、小泉三段の3人が16強入りする奮闘をしています。渡辺三段は、順位戦全勝でB級2組へ昇級した戸辺誠六段を、門倉三段は、前期準優勝の中村太地四段を2回戦で下しました。
若手最強の座を争うたたかいは3回戦以降も目が離せません。
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