2010年4月21日(水)「しんぶん赤旗」
囲碁第35期新人王戦
16強のたたかい進む
17歳・金沢8強入り
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囲碁の第35期新人王戦(「しんぶん赤旗」主催)は本戦1回戦が終了してベスト16が出そろい、9月の決勝3番勝負に向けて2回戦のたたかいが進行中です。(トーナメント表)
本戦に出場しているのは33人、女流棋士はうち6人です。最高段位は今年七段に昇段した林漢傑七段(26)。前期は優勝した李沂修七段(21)に敗れており、出場資格が「六段(抽選時)・25歳(4月1日時点)以下」のため、最後となる今期の優勝は逃せないという思いでしょう。
2回戦では昨年準優勝の三谷哲也六段(24)が女流タイトル全3冠を保持する謝依旻(しぇい・いみん)女流本因坊・女流名人・女流棋聖(20)を下しました。金沢真二段(17)が柳沢理志三段(22)に、大場惇也六段(26)が前期ベスト4の寺山怜二段(19)に勝ちました。三根康弘二段(22)が万波佳奈四段(26)を下してベスト8入りしています。三根二段は関西棋院所属の棋士ただ一人の勝ち残りです。
ベスト16の顔ぶれのなかには女流棋士の向井千瑛(ちあき)四段(22)がいます。昨年は国際戦の正官庄杯に出場し、第22期女流名人戦では今年3月に謝女流名人に挑戦しています。タイトル戦出場で名をあげている向井四段がどこまで勝ち上がるか注目です。
玉井伸二段(19)鈴木伸二二段(19)ら低段の棋士も奮闘しており、だれが優勝してもおかしくありません。
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