2010年4月14日(水)「しんぶん赤旗」

全国都道府県委員長、地方議員・候補者会議での発言から

参院選へ力合わせて

気迫こめ17人発言


 志位和夫委員長の報告を受けた「全国都道府県委員長、地方議員・候補者会議」の討論は13日午後、真新しい深紅の「日本共産党」たすきをつけて登壇した奈良市議の発言で始まり、5人の府県委員長、12人の地方議員・候補者が発言しました。「支部・党員、後援会員と力を合わせ、参院選といっせい地方選で絶対勝とう」と気迫あふれる発言が続きました。


 新しい政治への国民的探求が新たな局面を迎えているなかで、国民にどのように働きかけるか。実践に踏み出したところでは、これまで自民党を支持してきた諸団体との間で懇談が広がり、新たなきずなが生まれていることが数多く紹介されました。

 自民党一党支持だった森林組合を、退職以来12年ぶりに候補者として訪問し、「志位委員長の全国大会でのあいさつにお礼をいいたい」と歓迎された経験が紹介されると、会場から驚きの声があがりました。志位委員長や市田忠義書記局長らを迎えて開く演説会への参加を、これまで接点のなかった医師会や歯科医師会、JAや森林組合、商工会議所などにお願いにいくと、幹部自ら応対し、演説会にもメッセージを寄せた経験も報告されました。

 支部とともに住民を訪問した経験を発言した議員は、「今度は絶対、お宅に入れるよ。民主党にはがっかりだ」など、民主党の裏切りに怒りの声が次つぎにあがるとのべました。

 支部と力を合わせて住民のSOSにこたえ、献身的にがんばる党員の姿に、党への信頼が高まり、これまでつながりのなかった人たちとの新たな出会いも広がっています。「国保料が高すぎて払えない」などの住民の苦難に思いを寄せ、解決に奔走している活動について、「まさに日本共産党の原点」と報告した発言は参加者の共感を呼びました。

 「比例を軸に」参院選の得票目標実現へ、「有権者過半数との対話」への挑戦も、議員・候補者自身が大きな目標を掲げて先頭に立ち、実践で切り開いている経験が注目を集めました。

 「600戸を軒並み訪問するなかで、半数を超えたところで、地域で活動が話題になり、反応がガラッと変わった」、「過半数対話が世論をつくる」という発言に拍手が起こりました。

 「県議候補がおととい、1万人対話の目標を達成した」との報告や「参院選までにあと6500人対話をやりとげる」との力強い決意も表明されました。後援会ニュースと「赤旗」を手に40軒で対話し、38軒で署名し後援会ニュースを読んでくれることになった経験やコンビニで缶コーヒーを飲みながら出会った人と次々対話をすすめている経験、オートロックマンションの住民への働きかけに挑戦しているという発言に、どよめきが起こりました。

 「しんぶん赤旗」読者の前回参院選時比3割増を目指す活動でも、議員・候補者が先頭に立ち、支部と一緒に行動しています。拡大成果のない支部に行動を呼びかけ、「せめて対象者を」と励まし、「支部と心が一つになったとき、3割増の目標に挑戦する勇気がわいてくる」との発言もありました。

 ただちに臨戦態勢を確立し、機関の役割を発揮する決意がこもごも語られ、「比例を軸に」、政党選択を正面から追求するとともに、選挙区選挙でも果敢に議席獲得に挑戦し、選挙区と比例のとりくみを相乗的に発展させるという新方針を積極的に受けとめ、深める発言が続きました。

 「定数2の選挙区でも挑戦をの提起に、2010年代にと掲げた目標を、目の前の目標として果敢に挑戦していきたい」「比例5議席の絶対確保とともに、定数2の選挙区でも勝利めざして頑張る決意です」

 「支持率が数%にとどまるのは活動範囲が狭いから。点の活動から面に広げる必要がある」と地区役員で議論し、全戸訪問に踏み出してみると「共産党の人と話したかった」という人も何人もいて、ほとんどが後援会員になり、「赤旗」読者が増えた経験も紹介されました。新しい条件をくみつくすことができるかどうかは私たち地方議員にかかっている。その要が過半数対話であり、全住民に「党を知らせる大運動」の提起であると受け止めたという議員もいました。

 党を丸ごと知ってもらう「綱領を語り、日本の前途を語り合う集い」の経験も多彩に交流されました。

 会議を開いた、一般方針を提起したにとどめず、文字通りすべての支部が得票目標や前回参院選時比3割増の目標をもち、執念をもって追求することに責任をもつことの大切さを強調する県委員長もいました。

 「共産党員として歩んできた40年の人生をかけ、参院選に知恵と力を出し尽くしてたたかう」「地方選の候補者として、参院選勝利へ全党の先頭に立つことは候補者としての喜びと誇りです」との決意がみなぎりました。





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