2010年4月11日(日)「しんぶん赤旗」
集会成功へ全島一丸
米軍基地反対 3町長も参加
徳之島
米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の「ヘリ部隊移転」の有力候補地とされる鹿児島県徳之島(徳之島、伊仙、天城の3町)では、18日開く島ぐるみの大規模な反対集会を成功させようと取り組みが急ピッチですすんでいます。
集会は、同日午前11時から徳之島町の亀津新港で開催。3町長をはじめ島内のJA、商工会、老人クラブ、区長など幅広い約60団体が参加し、1万人規模の大集会をめざしています。
同島では、自治体、「徳之島の自然と平和を考える会」が合同で8日から3日連続で移設反対集会を成功させる学習会と説明会を開いています。
8日、伊仙町で開かれた説明会には、各団体の代表約20人が参加。大久保明町長は「3町と住民が一丸となって断固反対の揺るがぬ意思を政府に示そう」と訴え参加者を激励しました。
9日の天城町では、大久幸助町長が「今度は1万人が目標です。このたたかいは18日で終わりではありません。一人でも多い参加を」と呼びかけました。
「考える会」の椛山幸栄会長は「正々堂々と政府に移設反対をアピールしたい。地元の反対の声を大切にした1万人規模の集会を全力で成功させたい」と語りました。