2010年4月11日(日)「しんぶん赤旗」
“核なき未来残したい”
NPT会議へ 全労連が署名
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5月からニューヨークで始まる核不拡散条約(NPT)再検討会議に核兵器廃絶を求める多くの声を届けようと全労連は10日、東京・上野公園の入り口で、「核兵器のない世界を」国際署名への協力を呼びかけました。
花見客や動物園の見学客でにぎわうなか、女性部や青年部を中心に100人が宣伝し、357人分の署名を集めました。
女性(41)は9歳、6歳の娘と動物園に行く途中、署名に応じました。「子どもに核兵器のない未来を残したいですよね。平和がいちばんです」
花見に来ていた女性(31)は、「戦争や核兵器で脅すやり方では、平和につながりません」といいます。「米国のオバマ大統領は核兵器のない世界をめざすと宣言してノーベル平和賞をとったのだから、きちんと実行しろとプレッシャーをかけたい」と語りました。
男性(28)は、「学生時代、長崎にいたので、被爆者の証言もうかがいました。少しでも役に立ちたい」と署名しました。
友人と待ち合わせしていた女性(26)は、「核兵器をなくす方向に世界が動いていると感じます。こうやって署名を地道に続けることが力になっているんですね」と語りました。
大黒作治全労連議長や小田川義和事務局長がマイクで署名への協力を呼びかけました。
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