2010年4月9日(金)「しんぶん赤旗」

新核軍縮条約に調印

米ロ首脳 戦略核１５５０発に削減

　【ロンドン＝小玉純一】米国のオバマ大統領とロシアのメドベージェフ大統領は８日、チェコの首都プラハで会談し、第１次戦略兵器削減条約（ＳＴＡＲＴ１）を引き継ぐ新しい核軍縮条約に調印しました。両首脳は３月２６日の電話会談で新条約について最終合意。戦略核弾頭の配備の上限を１５５０発、弾道ミサイルなど核運搬手段の上限を８００基、運搬手段の実戦配備の上限を７００基に制限し、条約発効後７年以内の履行を義務付けています。

　オバマ大統領は昨年４月、プラハで「核兵器のない世界」をめざすと宣言しました。オバマ政権は６日、核戦略の指針「核態勢見直し」（ＮＰＲ）を公表。１２、１３日にはワシントンで核安全保障サミットを開きます。一連の取り組みには核不拡散体制を強化する狙いが指摘されています。

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