2010年4月7日(水)「しんぶん赤旗」

日航は福岡乗務継続を

労働者 転勤・退職強要に抗議


 日本航空が大阪と福岡の客室乗務員基地を6月末に閉鎖すると発表した問題で、日本航空キャビンクルーユニオン福岡支部の客室乗務員が6日、福岡県庁で記者会見し、福岡での乗務継続を訴えました。航空労組連絡会客室乗務員連絡会の代表らも同席しました。

 日航は両基地所属の客室乗務員に9日までに羽田、成田への転勤か早期退職かを決めるよう迫っています。

 福岡基地所属の客室乗務員は59人。育児や介護と乗務を両立させてきた人も多くいます。会見で同ユニオンの前田環執行委員らは、女性の転勤には大きなリスクがあり、転勤できない者を退職に追い込む今回の提案は「整理解雇はしない」とした新経営陣の発言にも反すると批判。福岡での乗務継続と9日の締め切り日の延期を要求している、と語りました。

 客室乗務員たちも「福岡発着便はなくならないのに雇用を守らないのは納得できない」「退職か転勤か毎日家族会議をしているが結論が出ない。基地閉鎖の6月末は1学期の途中であり無謀な提案だ」と訴えました。





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