2010年4月7日(水)「しんぶん赤旗」
沖縄 10万人余で成功を
普天間返還 25日県民大会へ実行委
日米両政府に米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)の早期閉鎖・返還と県内「移設」反対などを求める県民大会(25日、読谷村運動広場)の実行委員会結成総会が6日、那覇市内で開かれました。実行委員会の共同代表などを決め、大会成功へ運動を急速に強めることを確認しました。
実行委員会の呼びかけ人代表として日本共産党の嘉陽宗儀県議団長があいさつ。「短期間だが、ぜひ10万人以上の参加で大成功させて、沖縄県民は絶対に県内『移設』は受けつけないぞという意思をきっぱりと示そう。党派を超えて力を合わせよう」と呼びかけました。
共同代表として高嶺善伸県議会議長、翁長雄志那覇市長(市町村代表)、大城節子県婦人連合会会長(女性代表)を確認。労働界、経済界からの共同代表も調整中で5人体制にする予定です。県知事や宜野湾、うるま、名護の各市長にも参加を要請します。
高嶺議長は「議長として引き続き知事には一緒にやろうじゃないかと呼びかけたい」と発言。翁長市長は、市として15台のバスで会場まで参加者のピストン輸送を計画している、と紹介しました。
大城会長は「沖縄の本土復帰を叫んだときのような気持ちでがんばる」と決意を表明しました。
徳之島は1万人
18日に大集会
米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の「移設先」とされる鹿児島県徳之島(徳之島、伊仙、天城の3町)で、島ぐるみの反対集会を再び18日に開くことになりました。目標は1万人。島の総人口2万6600人の約4割にあたる大規模集会になります。3町長が7日記者会見し、詳細を明らかにする予定です。