2010年4月6日(火)「しんぶん赤旗」

民間人5人を殺害

国際治安支援部隊が公表

アフガン


 アフガニスタンに駐留する北大西洋条約機構(NATO)軍などでつくる国際治安支援部隊(ISAF)は4日、同国東部のパクティア州の民家で今年2月、民間人男性2人を武装勢力と勘違いして射殺し、銃撃で家にいた女性3人も死亡させていたことを明らかにしました。

 ISAFの発表によると、事件は2月12日夜に発生。パトロール中だったISAFとアフガン軍の合同部隊が、反政府武装勢力タリバンの捜索に関する「確度のある情報」に基づいて民家を急襲しました。

 兵士は武器を持っていた男性2人を「敵意がある」とみて射殺。女性3人もこの発砲で死亡したとみられるといいます。しかしその後の調査で、男性は自分の家族を守ろうとしただけだったことが判明したとしています。

 報道官は「再発防止に努める」と説明。ISAFは今後、遺族への謝罪や補償を行うとしています。





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