2010年4月2日(金)「しんぶん赤旗」

国保3万円引き下げ要求

北九州 市民団体が署名開始

自営業者も“賛成だ”


 北九州市の民主団体や労働組合などでつくる「国保料引き下げを求める会」(三輪俊和代表)は1日、高すぎる国民健康保険料の1世帯当たり平均3万円の引き下げを柱とする市の国保条例改正を求める直接請求署名活動をスタートさせました。


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(写真)「国保の会」メンバーの訴えに署名する人たち。左端は石田康高・日本共産党市議=1日、北九州市

 市内の商店街やスーパー前などで署名活動を行いました。同会メンバーがビラを配布しながら署名を呼びかけるなか、通行人や買い物客が立ち止まって名前、住所、生年月日を記入しました。

 同市の国保料負担は国保加入世帯の平均所得に占める保険料の割合が政令市で2番目の高額。また、年間所得223万円・3人家族の場合、年間35万2730円、所得に占める保険料の割合は約15%です。

 国保料引き下げの財源として、国保会計の累積黒字額68億円の活用などを提案しています。

 直接請求署名は有権者の50分の1(今年3月現在、1万6132人)以上が必要ですが、同会はその10倍に当たる16万以上を目指します。署名活動は今月末日まで続けます。

 八幡西区で自営業を営む男性(72)は「一生懸命に商売し、社会にも貢献してきたつもり。年を取ったら医療費は無料にするくらい年寄りを大切にしてほしい。国保料引き下げには賛成です」と話しました。





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