2010年3月26日(金)「しんぶん赤旗」
3カ月雇用更新は酷
大門氏 国税庁非正規見直せ
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大門みきし議員は25日、参院財政金融委員会で国税庁が、6300人もの非正規職員を雇い、3カ月ごとの契約更新を繰り返している問題をただしました。
大門氏は「他の省庁にも非正規職員はいるが、半年〜1年での契約だ。国税庁だけ3カ月契約を繰り返す根拠はあるのか」「3カ月更新でありながら、何年も勤めている人も多い。実態を把握しているのか」とただしました。
峰崎直樹財務副大臣は根拠を示せず、労働実態については「国税庁は把握していないと聞いている。しかし調査が必要だ」と答えました。
大門氏は、調査の結果をまって改善するのでは遅いと強調。「働く者の立場に立ち、せめて他省庁並みの半年契約などに早急に改善すべきだ」と迫りました。
菅直人財務相は「事態がよく認識できた。民主党はマニフェストに国家公務員人件費の2割削減を掲げているが、これは性格の違う問題だ。どういう改善ができるのか考えてみたい」と答えました。
大門氏は「確定申告の繁忙期に短期のアルバイトを雇うことはありえるが、問題は恒常的に働く非常勤職員までもが3カ月更新されていることだ。早急に改善すべきだ」と重ねて求めました。