2010年3月21日(日)「しんぶん赤旗」

民主党政権半年「期待外れ」と失望広がる

政治を前に動かす共産党出番の情勢

岡山・志位氏訴え 群馬で市田氏

参院選3カ月


 参議院選挙は予想される公示(6月24日)まで3カ月余となりました。日本共産党は20日、志位和夫委員長が岡山市、市田忠義書記局長が群馬県桐生市で演説会に臨みました。東京では小池晃選挙区予定候補(党政策委員長)が足立区・北千住駅西口前で訴えに立つなど、比例予定候補や選挙区予定候補も各地で本番さながらに訴えました。


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(写真)志位和夫委員長を招いて開かれた日本共産党大演説会=20日、岡山市

 志位委員長は、岡山市で行われた演説会の訴えのなかで、民主党政権が発足して半年の情勢の特徴にふれ、「どの党が新しい政治の担い手かが、半年の政治の体験をつうじて、はっきりみえる新しい局面が生まれている」とのべ、参議院選挙での日本共産党への支持を情熱をこめて訴えました。

 志位氏は、この半年間の民主党政権について、「国民の期待、国民への公約に背く裏切りの連続だった」として、広い国民のなかから「期待はずれ」との失望の声が大きく広がっていると指摘。とくに、労働者派遣法、後期高齢者医療制度、米軍普天間基地、「日米核密約」、「政治とカネ」など、国民が変化を望んでいる肝心要の問題で、民主党政権が後退と裏切りを重ねていることを、きびしく批判しました。

 他方で、自民党は、反動的な立場からの政権攻撃に終始し、政党としても解体過程がはじまっています。志位氏は、広い国民のなかに、「民主に失望したが、自民はもうごめん」という気持ちが広がっているとし、次のように訴えました。

 「『政治を変えたい』という思いを民主党には託せないことがはっきりするもとで、多くの国民のみなさんは、さらに新しい政治の担い手の党はどこかを模索・探求しているのではないでしょうか。『異常なアメリカいいなり』『財界・大企業の横暴』という『二つの異常』をただすという改革の道筋を示し、国民と共同して現実政治を前に動かす仕事をしている日本共産党こそ、国民の願う新しい政治の担い手であることを、広い国民に知らせ切って、間近に迫った参議院選挙での前進・躍進を必ず果たしたいと決意しています」


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