2010年3月16日(火)「しんぶん赤旗」
東京から沖縄に連帯
基地たらい回しノー 平和委が宣伝
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鳩山内閣が沖縄・米軍普天間基地の「移設先」案を3月中にもしぼりこもうとするなか、日本平和委員会は15日、沖縄のたたかいに連帯して、「沖縄県内たらい回しの新基地建設反対」「普天間基地の即時閉鎖」をと、東京・新宿駅西口で訴えました。
同基地の無条件撤去を求める請願署名に、宣伝が始まる前から駆けよる人も。準備した200枚のビラは40分ほどでなくなりました。
「私は沖縄出身でないけど、怒りを感じる。なぜ沖縄ばかりが犠牲になるの」と署名に応じた女性(78)。「父親が戦死し、戦後苦労したので、沖縄の方の気持ちがよくわかる。アメリカ隷属はもういいです」と東京都新宿区の女性(67)。沖縄県豊見城市出身の女性(22)は「沖縄の意見もきいてほしい。県内のどこに移設しても県民の不安はなくならない」と語りました。
マイクを握った日本平和委員会の佐藤光雄代表理事らが、沖縄県議会が初めて国外・県外移設を求める意見書を全会一致で可決したことなども紹介。政府が県内移設をおしつけるなら公約違反だと批判し、「無条件撤去しか解決の道はない」と訴えました。
宣伝では、4月中旬にも開催予定の沖縄県民大会を紹介しながら、4月14日に東京・日比谷野外音楽堂で開かれる「沖縄と連帯し、普天間基地の即時無条件撤去を求める中央集会」への参加を呼びかけました。