2010年3月14日(日)「しんぶん赤旗」
賃上げで暮らし守れ
金属労働者が集会
金属産業で働く労働者の春闘要求の実現をめざす東日本集会が13日、東京・明治公園で開かれ、約2000人が参加しました。JMIU(全日本金属情報機器労働組合)などでつくる実行委員会の主催。「すべての仲間の賃上げで暮らしを守り、不況を打開しよう」と唱和しました。
会場は、「大幅賃上げを」との看板が目立ち、「世直し春闘」の文字も。壇上からも、「日本経済を立て直すたたかいだ」との決意が語られました。
あいさつした生熊茂実実行委員長(JMIU委員長)は、有額回答数を前年より増やした到達について、「厳しさを乗り越え、前進の第一歩を築いた」と強調。「国民の所得が増えなければ景気は回復しない。多くの国民の願いを広げ、たたかおう」と訴えました。
「年収が150万円も減った青年がいる。貯金も結婚もできない」。壇上で、JMIU「青年春闘がんばり隊」の代表が告発しました。日産自動車の「派遣切り」とたたかう土谷理美さん(37)は、労働者派遣法の抜本改正に全力を尽くすとのべました。
全労連の大黒作治議長が、「この春闘で内需を拡大し、景気悪化の悪循環を断ち切ろう」と激励しました。
集会後、表参道を通って代々木公園までパレードしました。
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