2010年3月13日(土)「しんぶん赤旗」
消費増税とんでもない 全国行動
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「消費税増税・庶民増税反対」「軍事費を削ってくらしにまわせ」―。第41回「3・13重税反対全国統一行動」(同実行委員会主催)が12日、全国570カ所で取り組まれ、16万5千人が参加しました。
今夏の参院選挙を前に、鳩山内閣の閣僚から消費税増税論議の発言が相つぎ、経済危機のもとで、「本業だけでは食べていけない。増税なんてとんでもない」という声が広がっています。この日の行動では、中小業者、建設職人、農民、労働者、年金生活者らが、「税金を社会保障に使え」「大企業はまともに税金を払え」などとアピールしました。
東京都立川市では、市民会館で決起集会を開き、1300人が参加。立川税務署に向けてデモ行進し、所得税などの申告をしました。「内需主導経済への転換を」「仕事・雇用を増やして国民生活を守ろう」と書かれた横断幕、「低所得者ほど負担が重い消費税増税反対」「社会保障を拡充せよ」とののぼりを立て、市民にアピールしました。
日野市の大工さん(38)は、「消費税が10%、15%になれば生活がなりたたなくなる。仕事への影響も大きい」と話し、武蔵村山市で自動車修理工場を経営する男性(78)は、「車検の工賃は年々下がっている。お客さんから消費税は取れないが、納めないといけない。これで消費税が増税されれば、商売ができなくなる」と語りました。
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