2010年3月10日(水)「しんぶん赤旗」

「政治とカネ」

疑惑解明 最優先で

与野党協議 穀田氏が会見

（写真）記者会見する穀田恵二国対委員長＝９日、国会内

　日本共産党の穀田恵二国対委員長は９日、国会内で記者会見し、公明党から前日、「政治とカネ」に関する与野党協議機関設置についての与野党国対委員長会談が呼びかけられたことに関連し、この問題での党の立場について、「まず『政治とカネ』の問題で現に起こっている疑惑の解明について国会としての責任を果たすべきであり、それを決して棚上げにしてはならない」と表明しました。

　穀田氏は、民主党は小沢一郎幹事長や石川知裕、小林千代美両衆院議員の疑惑について、いずれも証人喚問を拒否し、説明責任を果たしていないと強調。「『政治とカネ』を協議するのであれば、焦点となっているこれらの疑惑の解明に力を注ぐべきだ」と述べました。

　また穀田氏は、「一連の疑惑の問題を通じてはっきりしたのは、企業・団体献金の害悪だ」と指摘。「『政治とカネ』の協議を行うのであれば、企業・団体献金の禁止を中心にすえるべきだ。もちろん、日本共産党は、政党助成金の廃止についても提案する」と述べました。