2010年3月3日(水)「しんぶん赤旗」

もう待てない JR採用差別

早期解決、超党派で

札幌で「1の日行動」


 1047人がJRへの採用を拒否された事件は、解決に向けてヤマ場を迎えています。早期解決を求めて各地で運動を広げている国労闘争団や全動労争議団。1987年4月の解雇から23年間たたかい続けています。


 国鉄の分割・民営化に伴い、全動労(現建交労)と国労の組合員ら1047人がJRへの採用差別を受けた問題で1日、たたかいを支援する「1の日行動」が、JR札幌駅南口で行われました。

 寒風の中を100人以上が参加。北海道労働組合総連合(道労連)の名知隆之議長は主催者あいさつで、「与党3党と公明党が解決素案をまとめたと報道されましたが、政治解決をはかる大きな動きをつくるには、日本共産党も含めた全政党への働きかけが大切です」と強調しました。

 名知氏は「与党3党は早期解決に向け手だてを尽くす責任があります。たたかいは24年目に入り、すでに60人が亡くなりました。1日も早い解決が求められています。NTTの転籍強要問題では、解雇を撤回させました。国鉄問題は今、社会的に注目されています。今こそ力を発揮し、勝利めざして頑張りましょう」と訴えました。

 「社保庁職員の解雇は道理のない暴挙」という道国公の富塚豊議長と、国際女性デー全道集会実行委員会の石川一美代表が連帯のあいさつをしました。

 参加者は凍えるこぶしを握りしめ「勝利をつかむまで、団結してがんばろう」と唱和しました。



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