2010年2月28日(日)「しんぶん赤旗」
入植者用600戸建設計画
東エルサレムにイスラエル
【カイロ=松本眞志】イスラエル当局が占領地の東エルサレムでユダヤ人入植者のために新たに600戸の住宅を建設する計画であることが26日までに明らかになりました。イスラエル紙ハーレツが伝えました。計画は「エルサレム」市と内務省が管轄する計画委員会が承認したもので、これまでのところ同委員会はコメントを控えています。
パレスチナ自治政府のハッサン・ハティブ広報担当責任者は、今回の新住宅建設計画について「さらなる国際法違反だ」と批判し、パレスチナ側が和平交渉再開の条件とする「入植地拡大の凍結」は、東エルサレムも含むものだと改めて強調。「イスラエルの入植地拡大と占領に対し、平和的、合法的、大衆的闘争を追求する」と語りました。