2010年2月27日(土)「しんぶん赤旗」
CO2削減目標を明記
気候ネット 政府法案に対案
気候保護法の制定を訴えている環境NGO「気候ネットワーク」(浅岡美恵代表)は26日までに、政府が今国会に提出を検討している「地球温暖化対策基本法案」にたいする「モデル案」をまとめ、公表しました。
環境省などによると、政府の同法案概要では、2020年の削減目標に、国際的合意の前提条件をつけ、原子力発電推進なども盛り込む動きがでています。
気候ネットワークのモデル案は「気温上昇を2度未満に止め危険な気候変動を防止する」ことを法律の目的にかかげ、具体的な温室効果ガスの削減目標も明記しています。
あわせて、政策決定プロセスも密室協議ではなく、科学者、環境市民団体の声など国民参加とすることや、原発ではなく「再生可能エネルギー」(自然エネルギー)の活用など四つの柱を盛り込んでいます。
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