2010年2月18日(木)「しんぶん赤旗」
「陸でも海でも」新基地反対一致
志位委員長、稲嶺名護市長と懇談
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米軍新基地建設の反対を公約に沖縄・名護市長選に勝利した稲嶺進市長が17日、国会内の日本共産党の控室を訪れ、日本共産党の志位和夫委員長と懇談しました。
稲嶺氏とがっちりと握手をした志位氏は、「おめでとうございます。沖縄県民の歴史的勝利です」と祝いの言葉を述べるとともに、「稲嶺さんが、選挙中も選挙後も、米軍新基地建設は、名護市の海であれ、陸であれ反対する、県内の基地のたらい回しは反対すると、きっぱりおっしゃられているのは心強い」と語りました。
稲嶺氏は、市長選での勝利を、新基地建設を断念させるために辺野古で座り込みを続けるおじい、おばあ、多くの市民が大変喜んでいることを紹介しながら、「お約束したことはきっちり守り、貫き通したい」と答えました。
懇談は、終始なごやかな雰囲気で行われました。志位氏は名護市辺野古を「移設先」としてきた普天間基地問題について、「県内であれ、県外であれ、どこかに移すとなれば、新しい苦しみをもたらすことになります。無条件の普天間基地撤去が一番の筋道です。この立場で政府がしっかり対米交渉することが一番の解決のカギです」と表明。稲嶺氏は「そうですね。一方を解決すれば一方にしわよせがくるのでは困ります」と答えました。
志位氏は、「党をあげて新基地反対の沖縄県民や稲嶺市長の立場を応援したい。解決の道をひらくため、本土でも連帯してたたかいを起こしていきたい」と述べました。
赤嶺政賢衆院議員、仁比そうへい参院議員、穀田恵二衆院議員・党国対委員長も稲嶺氏を迎えました。