2010年2月17日(水)「しんぶん赤旗」
普天間問題
「移設先」探しはそもそも誤り
穀田氏「無条件撤去を」
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日本共産党の穀田恵二国対委員長は16日、国会内の記者会見で、沖縄県の米軍普天間基地問題をめぐり、社民、国民新の両党がそれぞれ「移設先」案を検討し、“対立”していることについて見解を問われて、「あてどもない移設先探しという誤りがその根本にある。そもそも沖縄の苦しみを、他に移せばよいというものではない」と指摘しました。
穀田氏は、「沖縄の基地は、米軍が県民の土地を無法に奪ってつくったものであり、無条件撤去が当たり前だ」と力説。「無条件撤去という県民の心を代弁し、腰をすえて、とことんアメリカと交渉するために政府・与党が腹を固めることが大事なのであって、移設先探しは展望のない道だ」と強調しました。