2010年2月14日(日)「しんぶん赤旗」
比例削減の危険直視
京都で集い 党派超え反対運動を
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民主党が次期総選挙までの実行をねらう衆院比例定数の80削減について、問題点を考え反対世論を広げようと京都の市民団体や労組が13日、京都市内で市民の集いを開き60人が参加しました。京都憲法会議や自由法曹団京都支部、京都総評、新日本婦人の会府本部、京都共同センターが共催しました。
京都総評の岩橋祐治議長があいさつし、比例定数削減や国会軽視の動きを批判し「憲法と民主主義破壊を許さないたたかいをすすめたい」と述べました。
坂本修弁護士(元自由法曹団団長)が講演し、比例定数削減のねらいと「害悪」を詳しく報告しました。
坂本氏は、比例定数が80削減されれば、民主党と自民党が議席を独占し、少数政党のいっそうの議席減や改憲反対などの民意切り捨てにつながる問題を指摘し、「民主党は定数削減を公約の第一にかかげており本気だ。削減の動きや時期が明白に迫っていることを直視して全力をあげて阻止したい」と述べました。
参加者から、党派を超えた運動に発展させる課題や国会「改革」をめぐる動きについて質問が出ました。
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