2010年2月13日(土)「しんぶん赤旗」
パート待遇改善図れ
臨時労組連絡会が院内集会
全労連パート・臨時労組連絡会は12日、衆院第1議員会館でパート労働者の均等待遇を実現するための院内集会を行い、会場をいっぱいにする110人が参加しました。
長岡佳代子代表は、「すべてのパート・非正規雇用労働者の待遇改善を図り、貧困と格差をなくし、雇用を守ろう」とあいさつしました。
井筒百子事務局長は、均等待遇やフルタイムパートの正規雇用化などパート労働法の実効ある改正や、最低賃金時給1000円以上へ引き上げ、有期雇用の規制などを求めると提起しました。
郵産労の代表は、「郵政の職場では、21万5800人もの非正規雇用労働者が働き、ほとんどが年収200万円以下の貧困層だ。均等待遇で誰もが安心して働けるようにしたい」と発言しました。
トヨタ下請けのケーブル工業のパート女性労働者は、「突然解雇され、東大阪地域労組とJMIU(全日本金属情報機器労組)に加入し、和解解決した。派遣やパートなど雇用形態で差別されない社会をつくりたい」と語りました。
日本共産党の高橋ちづ子衆院議員が出席し、「私たちは、均等待遇の明記や事業主への指導強化などを主張しています。やま場を迎える派遣法改正の議論でも奮闘します」とあいさつしました。
■関連キーワード