2010年2月13日(土)「しんぶん赤旗」
普天間基地
あくまでも無条件撤去
市田氏 与党のグアム視察批判
|
日本共産党の市田忠義書記局長は12日の記者会見で、米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の「移設先」を協議している与党3党のメンバーが、10、11の両日に米領グアムなどを訪問したことについて問われ、「普天間基地は移設条件付きではなく無条件撤去すべきだ。アメリカのどこに基地を置くかはアメリカ政府が考えることであって、日本政府があれこれ考えるべき性格の問題ではない」と述べました。
市田氏は、「グアム知事が反対を表明したように、アメリカでも置いたら困るという基地を、日本国内を走り回り、今度はわざわざグアムまで行って、『ここはいかがか』と言うのはまったくおかしな話だ」と指摘。「移設条件付きという点では、グアム移転も同じ発想であり、この問題を解決する正道ではない」と批判しました。
そのうえで市田氏は、「そんなことをする時間があるのなら、沖縄県民と国民世論を背景に、無条件撤去にむけた本腰すえた交渉をアメリカと行うべきであり、これが最も道理に立っている」と強調しました。