2010年2月11日(木)「しんぶん赤旗」

温暖化防止

基本法案にあなたの声を

実行委、ハガキ大作戦


 全国約200の市民・環境団体が集まり気候保護法(仮称)の制定を求めている「メークザルールキャンペーン」実行委員会は、環境省が地球温暖化対策基本法案の国会提出を検討していることに対して、「あなたの“声”が国を動かす力になる」という「メークザルール・ハガキ大作戦」を始めました。

 同実行委員会の平田仁子事務局長は「今、国会で議論されようとしている『地球温暖化対策基本法』は、さまざまなルールをつくるための礎とする大きなチャンスだ」として、同基本法に盛り込まれるべきポイントを書いたはがきで衆参国会議員に要請しようと呼びかけています。

 環境省が検討している法案は、「25%減」の中期目標を盛り込むものの、「主要国が公平で実効的な温暖化対策の国際枠組みを構築し、積極的な温室効果ガス削減目標に合意したと認められる場合」に限定しています。

 同実行委員会は、温室効果ガスを2020年までに25%以上削減する中期目標と2050年までに80%削減する長期目標を、同基本法でしっかりと位置づけることを求めています。国内対策で「25%以上削減を実現させよう」と、(1)具体的な削減手法(2)自然エネルギーを2020年に(国内総エネルギーの)10%以上にまで大幅に導入するためのしくみも盛り込むことが必要だと訴えています。



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