2010年2月11日(木)「しんぶん赤旗」
石川議員の喚問必要
小池氏会見 「離党でお茶濁すな」
日本共産党の小池晃政策委員長(参院議員)は10日、国会内で会見し、民主党の石川知裕衆院議員が、小沢一郎幹事長の資金管理団体の政治資金規正法違反事件で起訴されたにもかかわらず、議員辞職はしないと表明したことについて、「責任は重大で議員辞職に値する。真相解明が必要なので偽証のできない国会での証人喚問に応じるべきだ」と指摘しました。
小池氏は、石川議員が離党する意向であると報じられていることについて、「離党でお茶を濁すことは、くさいものにフタをすることになり、言語道断だ」と批判しました。
また、鳩山由紀夫首相自身が野党だった民主党代表時代の2002年3月、自身のホームページで、さまざまな疑惑が浮上して自民党を離党した鈴木宗男、加藤紘一両衆院議員について、「党に迷惑をかけたから離党する」という説明は通用せず、「いさぎよく議員辞職すべきだ」と主張していたことを紹介し、「鳩山首相は今回の件ではどのように説明されるのか。離党で一件落着は許されない」と語りました。