2010年2月9日(火)「しんぶん赤旗」
日本原水協が全国理事会
「核兵器のない世界を」署名推進
来月中旬までに600万
「核兵器完全廃絶」の約束の実行が問われる核不拡散条約(NPT)再検討会議(5月3〜28日、ニューヨークで)を3カ月後に控えるなか、原水爆禁止日本協議会(日本原水協)は6、7の両日、全国理事会を東京都内で開きました。再検討会議最終日までに「核兵器のない世界を」署名の目標1200万筆を達成し、同会議を核兵器全面禁止の新たな転換点にしていくことなど、1年間の運動方針を決めました。
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開会あいさつした高田公子代表理事(新日本婦人の会会長)は、全国の3分の1を超える自治体首長をはじめ署名が370万筆を超えたことをのべ、「私たちの力に確信を持って署名目標をやりとげよう」と訴えました。
方針提案した高草木博事務局長は、NPT再検討会議を前にしたこの1年、核兵器廃絶の流れはひきつづき前進しており、日本での署名運動が世界の運動を励ましていると強調。1200万筆達成のため、期限や計画などを明確にし、ニューヨークへの署名の船便が出発する3月16日までに最低600万筆をと呼びかけました。共同のとりくみを広げ、首長の50%署名達成をと提起しました。
3月1日のビキニデーも、NPT再検討会議ニューヨーク行動に参加する人たちの交流と決起の場にしようと呼びかけ。また、NPT再検討会議と同時にとりくまれる国民平和大行進、その後の原水爆禁止世界大会の成功を訴えました。
日本政府に核兵器全面禁止条約の交渉開始の提唱や、核密約の公表・破棄を求め、被爆者を援助し、被爆体験を伝える活動をすすめていくと強調しました。
日本被団協の小西悟事務局次長が来賓あいさつしました。
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