2010年2月6日(土)「しんぶん赤旗」

小沢氏疑惑は消えていない

喚問含め国会招致を

衆院予算委理 笠井議員が要求


 民主党の小沢一郎幹事長の現・元秘書3人が起訴されたことを受け、国会がどう対応するかが問われています。5日の衆院予算委員会の理事会では、民主党など与党側が小沢氏疑惑にいっさい触れないなか、日本共産党の笠井亮議員が小沢氏の証人喚問を含む国会招致と起訴された3人の証人喚問を強く求めました。


 同日の理事会では、2010年度予算案に関する基本的質疑(5、8、9の3日間)に続く集中審議の日程、テーマなどを協議。このなかで、笠井氏は、民主党の小沢幹事長の秘書らが3人も起訴されたことは前代未聞の事態であり、そのこと自体の政治的道義的責任が問われていると指摘しました。また、小沢氏本人をめぐっては、土地購入の4億円の原資の問題もあり、本人が不起訴になったからといって、一件落着とはいえないと力説しました。

 その上で、笠井氏は「司法は法的刑事的責任を追及したわけだが、政治的道義的責任を究明するのは国会の役割だ」と強調。「国会、予算委員会での真相の解明と政治的道義的責任の究明がいっそう大事になっている」と述べ、小沢氏らの国会招致を強く求めました。

 与党側は、集中審議について「鳩山内閣の政治姿勢」をテーマに12日、3時間行うことを提案。笠井氏は、「正面から『政治とカネ』をテーマにして、7時間はやるべきだ」と述べ、協議を継続することになりました。



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