2010年2月4日(木)「しんぶん赤旗」
メディアで反響
首相答弁、接続語まで自民と同じ
志位委員長の代表質問
日本共産党の志位和夫委員長の2日の代表質問が、メディアでも反響を呼んでいます。
東京新聞が3日付で「鳩山首相の答弁/麻生氏に酷似/同じ官僚が作った?/志位氏『接続語まで同じ』」との見出しで報じました。
話題となっているのは、志位氏が鳩山由紀夫首相に対し、大企業の内部留保を雇用と中小企業に還元させる政策転換を迫った部分。鳩山首相は「内部留保の活用というものは、本来、企業がそれぞれの状況に応じて経営判断を下すべきものであります。その上で…」と1年前の麻生太郎前首相と「接続語」まで一言一句ほぼ同じ答弁をしたのです。
3日放送のTBS系番組「みのもんたの朝ズバッ」も「東京」の記事に注目。鳩山首相と麻生前首相の答弁を並べ、「赤線」を引いて同じ答弁ぶりを詳しく紹介しました。
みのもんた氏は「ご自分のお言葉でしゃべらなきゃいけない」と首相の答弁を批判。コメンテーターの片山善博慶応義塾大学教授も「実は、官僚が代わっても同じ答弁が出てくる。想定問答があって、このパターンの質問なら、このパターンの答えがあらかじめ用意してある。それを機械的に出してくる。それをそのまま使うとこんなことになる」とコメントしました。
自公政権と同じ答弁を繰り返しているようでは、「政権交代」の意味がありません。
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