2010年2月3日(水)「しんぶん赤旗」

『サンデー毎日』が特集

日米同盟批判する「赤旗」に注目


 2日全国で発売された『サンデー毎日』14日号は特集「メディア混沌(こんとん)」で、「親米になった『朝日』のジレンマ」と「安保世代の心をくすぐる『赤旗』」を対比しています。

 「朝日」1月19日付が「日米同盟 成果と展望」と題する鼎談(ていだん)を掲載し、「日本は米軍の抑止力から最大限の恩恵を被っている」(岡本行夫・元首相補佐官)などとしたのに対し、「そこに『暴論だ』と反論したのが共産党の機関紙である『赤旗』だ。1月22日付コラムで『米国の核戦略を正当化』していると批判した」と紹介したものです。藤田健・政治部長がインタビューに答えています。

 「私たちの世代はもともと政治に関心があります。最近の赤旗は、独自の視点の記事が掲載されていておもしろいですね」という「60代後半の安保世代のある女性」の声も紹介。昨年6月27日には、自民党元幹事長の野中広務氏のインタビューも掲載したと指摘しています。

 同特集では、米軍普天間基地の「移設」問題をめぐって、浅野健一・同志社大教授が「『辺野古の代わり』を探すことに躍起なメディアばかりですが、基地の全面撤退がなぜ議論にならないのでしょうか」とコメントしています。

 「日米同盟絶対」論を批判し、「移設条件付き返還論」ではなく普天間基地の無条件撤去の論陣を張っている「しんぶん赤旗」に注目が集まっていることを示した形です。



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