2010年1月28日(木)「しんぶん赤旗」

春闘共闘が決起集会

雇用拡大・賃上げを

たたかってこそ展望開ける


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(写真)国民春闘共闘の決起集会で要求実現めざして唱和する組合員=26日、東京都内

 全労連などでつくる国民春闘共闘と東京春闘共闘は26日夜、東京都内で要求の実現めざす決起集会を開き、950人が参加しました。

 東京地評の伊藤潤一議長はあいさつで、「今こそ大企業に内部留保の一部を社会に還元させ、雇用を拡大し、賃上げで内需中心の経済に転換させなければならない」と強調。全労連の大黒作治議長は、「国民の願いに応え、たたかい抜くのが私たちの役割だ」と呼びかけました。

 決意表明で、「たたかってこそ将来展望をつくれる」と語ったのはJMIU(全日本金属情報機器労組)超音波工業支部の男性(32)。支部の15人で取り組んだ家計簿調査をもとに、「生活改善にいくら必要かをぶつける」とのべました。

 東京土建の巻田幸正委員長は、「不況に負けてはいられない」と表明。公共発注に適正賃金を保障する公契約条例が千葉県野田市で制定されたことをあげ、さらに運動を前進させると語りました。

 都教組の代表は全国で唯一、未実施だった少人数学級について、4月から小学1年と中学1年で行われると報告。「国民との地道な運動の成果だ」とのべ、引き続き拡大させていくと表明しました。

 大田区の中小業者と労働者らで昨年末に危機突破大会を開いた実行委員会の馬場良彰さんが連帯あいさつ。区に助成制度を始めさせたと喜び、「労働者と中小業者が力をあわせれば要求が実現でき、情勢を切り開ける」と強調しました。



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