2010年1月27日(水)「しんぶん赤旗」
米軍りゅう弾砲陸揚げ
大分・日出生台演習 市民が抗議
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大分県の陸上自衛隊日出生台(ひじゅうだい)演習場で2月1日から始まる実弾砲撃演習に向け、砲門、米軍用車両が26日、大分市の大在公共ふ頭に陸揚げされました。
陸揚げされたのは、155ミリりゅう弾砲など6門、車両約50両、コンテナなどの演習装備品。同日朝、沖縄からの貨物船「第1有明丸」が、公共ふ頭に接岸し、日本人作業員によって運び出され、さらに民間会社の大型トレーラーなど十数台に積み直されました。
午前11時、日出生台演習場から貸し切りバスで到着した米海兵隊員が、陸揚げされた軍用車両に乗り込むと、5〜7台の車群に分かれ、約10分おきの間隔で陸路、演習場へと向かいました。それぞれの車群の後尾にはパトカー1台がつきました。
米軍、九州防衛局は、24日の米海兵隊本隊の到着、25日の米軍佐世保基地からの弾薬搬入、今回の砲門陸揚げについて、その詳細日程をいっさい明らかにしませんでした。
港周辺では米軍演習反対大分県各界連絡会などが抗議行動をおこない、「海兵隊はくるな」「日出生台演習反対」「安保をなくそう」と唱和しました。
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