2010年1月26日(火)「しんぶん赤旗」
普天間 無条件撤去せよ
名護市長選受け宣伝 安保破棄中実委
沖縄県名護市長選で同市辺野古への米軍新基地建設反対をかかげた稲嶺進氏が当選したことを受けて、安保破棄中央実行委員会は25日、東京・新宿駅西口で「普天間基地は無条件撤去を」と訴えました。
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「勝ってよかったね」「もう米軍基地はなくさないとだめだよ」。ビラを受けとった通行人から次々に声がかかり、用意した300枚のビラは1時間でなくなりました。宣伝カーにむかって「米軍は日本から出て行け」と叫び手を振る男性の姿もありました。11団体から12人が参加し、新基地建設計画の撤回を求める署名をよびかけました。
全労連の柴田真佐子副議長は「新基地建設ノーの民意がはっきりと示された。世界では軍事同盟ではなく平和の国際秩序をめざす動きが大きく広がっている。憲法9条をもつ日本こそこの動きに加わるべきだ」と訴え。
「日米安保条約が日本の経済政策をゆがめている。来年度の中小企業予算は1社あたり4万円しかない」(全商連)「名護市長選の勝利で青年が動けば政治は変わると実感した」(民青同盟)と語りました。
日本共産党の井上哲士参院議員は「移設条件つきのやり方は破たんした。明確に下った名護市民の審判を重く受け止めて、普天間基地の無条件返還をきっぱりとアメリカに求めるよう政府に迫っていく」と表明しました。