2010年1月25日(月)「しんぶん赤旗」
平和の沖縄へ希望の流れ
名護市長選 市田書記局長が談話
日本共産党の市田忠義書記局長は24日、沖縄県名護市長選挙の結果をうけ、次の談話を発表しました。
24日に投開票された名護市長選挙で、「辺野古、大浦湾の美しい海に新たな基地は造らせない」と訴えた稲嶺進氏が当選したことは、新基地建設を押し付けてきたこれまでの日米政府にたいする名護市民の断固とした審判を示すものである。
鳩山首相は、新基地について結論を5月まで先送りしながらも、「沖縄県民の意思を尊重する」と繰り返し言ってきた。いまこそ、自公政権時代の「日米合意」にしばられず、名護市・辺野古への新基地建設はきっぱり断念すべきである。そもそも「世界一危険」といわれる米軍普天間基地は、「移設先」をさがしても問題は解決しない。この基地は「即時閉鎖・無条件返還」以外に道はない。
今回の市長選挙で、保守の方、無党派の方とも、これまでの立場の違いを超えて「新基地はいらない」「基地に頼らない振興を」という点での共同が大きく広がった。これは、基地のない平和で豊かな沖縄をめざす上での希望ある新しい流れと言える。わが党は、今後とも、基地のない沖縄と日本をめざして、沖縄と本土が連帯し、幅広い方々と団結を広げてたたかうものである。
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