2010年1月20日(水)「しんぶん赤旗」

「政治とカネ」究明が優先

穀田氏 小沢氏国会招致が肝心

（写真）記者会見する穀田恵二国対委員長＝19日、国会内

　日本共産党の穀田恵二国対委員長は１９日、国会内で記者会見し、鳩山由紀夫首相と小沢一郎・民主党幹事長をめぐる「政治とカネ」の問題について、「今国会で優先的に解明されるべき課題だ」と表明しました。

　穀田氏は、日本共産党の志位和夫委員長が１８日に行った各党へのあいさつの中で、「『政治とカネ』の問題を優先して究明し、内政・外交における主要課題を落ち着いてじっくりと議論できるようにすべきだ」と伝えたことを紹介しました。

　その上で、とくに小沢氏の疑惑の重大性を指摘。「今、大事なことは、小沢氏本人が国会に出て答えなければ、疑問は解決されないことだ」「形式はともあれ、小沢氏を国会に招致することが肝心だ」と強調しました。

　穀田氏はまた、１８日にこの問題を協議するための野党４党国対委員長会談の開催を自民党から打診されたが断った経緯を報告し、その理由として、「自民党も金権疑惑をめぐり自浄能力を発揮してこなかった。金権問題の根っこにある企業献金を温存してきた責任がある」と述べました。