2010年1月15日(金)「しんぶん赤旗」
25回党大会
いきいき活動 変化実感
活発な討論つづく
参加者は青年の思いに涙ぐみ、お年寄りの元気に笑いがはじける―日本共産党第25回大会2日目の14日、前日に引き続き活発な討論が行われ、会場は共感の拍手に包まれました。討論では、19歳の大学生から71歳の市委員長まで34人が発言。「非正規切り」された労働者への支援や、情勢の変化をとらえた活動の発展、「成長・発展目標」をもった党建設と参院選躍進への抱負が生き生きと語られました。
横浜北東地区の金谷由香さんはベテラン党員との共同で青年分野の発展をつくる模索を報告。京都の大学1回生、斉藤未来さんは、「共産党は私が自分らしく生きられる場所」と2カ月前に入党した思いを発言し、共感を呼びました。
いすゞ自動車の党支部の代議員は非正規労働者への地道な働きかけが非正規労働者の組合結成と大闘争に結びついた経験を報告。北九州市の大石正信市議は、失業者の深刻な実態に、相談所で待つだけではだめだと、自ら「夜回り相談活動」に取り組む中で、入党者も生まれている経験を語りました。
自公政権の重しが取り払われ、県医師会の新年会にも党が招待されたり(千葉県)、民主党の農業政策にも不安が広がる中で、各地の農協などと懇談が広がり、「無所属の元市議が夫婦で入党し、参院選を目指し大奮闘している」(長野県の代議員)との経験も出されるなど、新たな条件を生かして活動している様子が生き生きと語られました。
県議会で日本共産党が単独で提案した日米FTA(自由貿易協定)に反対する意見書が採択された(火爪弘子富山県議)ことなど地方政治の変化も報告されました。
地域での支部活動では、石川県金沢市の代議員が「住民に見える党活動」を合言葉に支部が宣伝や市営住宅の駐車場値上げ反対署名などに取り組む中、16カ月連続で党員を増やしていると報告。平均年齢77・6歳の仙台市のある居住支部の支部長は「高齢者は知恵も経験も豊かで出番を待っている」と活動の経験を語りました。
かわえ明美比例候補、清水ただし大阪選挙区候補、堀内照文兵庫選挙区候補がこもごも参院選勝利へ決意を語りました。
また、赤嶺政賢衆院議員・沖縄県委員長や山口の大西明子岩国市議は「米軍再編」に反対するたたかいと党の役割を発言しました。
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