2010年1月11日(月)「しんぶん赤旗」
基地反対 稲嶺さんに期待
名護市長選 統一連の宣伝に市民
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政治の熱い焦点として全国的注目を浴びる沖縄県名護市長選(17日告示、24日投票)が目前に迫った10日、米軍新基地建設反対を公約する稲嶺ススム予定候補を支援する「安保廃棄・くらしと民主主義を守る沖縄県統一行動連絡会議」(沖縄県統一連)は、前日に続いてビラと音の宣伝で大奮闘。稲嶺予定候補自身も、市内各地で街頭から訴えました。
市内中心部でマイクを握った稲嶺予定候補は、「今日は成人式ですが、名護の若い人たちは全国一の失業率に苦しみ、子どもを預ける場所も足りずに困っています。基地に頼らず、暮らしに密着したまちづくりを進めましょう」と呼びかけました。
通りかかった車から窓を開けて「頑張れ」と叫ぶ男性や、信号待ちの車のサンルーフを開けて手を振る男性の姿が。稲嶺予定候補の話を聞いていた男性(71)は、「稲嶺さんが基地反対を明確にしたから、今度の選挙は投票に行こうと仲間と話しています。今の市長は一部の企業を優先。稲嶺さんは庶民的でいいじゃないですか」と話しました。
沖縄県統一連は、民主商工会や民主医療機関連合会、教育関係者らが終日宣伝行動をしました。青年後援会員らは、市の成人式が開かれた市民会館近くで宣伝し、新成人と対話しました。
新成人たちに「市政に求めること」について「シールアンケート」を求め、「新基地反対」や、「雇用の安定」にシールが集まりました。
出身中学ごとのそろいの衣装で成人式に来ていた、介護の仕事をしている男性は、「基地に反対です。海を汚し、ジュゴンを殺してはいけない」といい、稲嶺予定候補を支持すると語りました。