2010年1月10日(日)「しんぶん赤旗」
「なくそう核兵器」署名
市長・議長ら呼びかけ人
「市民の会」スタート
岡山・笠岡
岡山県笠岡市で9日、「『なくそう核兵器』署名をすすめる市民の会」のスタート集会が開かれました。
参加者は、5月に開かれる核不拡散条約(NPT)再検討会議にむけ市民過半数(2万8000人)の署名をめざすことを決め、集会後市内のスーパー前で署名を呼びかけました。
同「会」は、高木直矢市長や天野喜一郎市議会議長、筒井守市原爆被爆者会会長、関藤篤志商工会議所会頭ら15氏が呼びかけ人になりました。
また、市議会議員(定数24)の19氏、岡山大学名誉教授、漁協組合長、笠岡駅長、ライオンズクラブ会長、寺の住職ら91氏が賛同を寄せました。
市職員労働組合や母親連絡会、医療生活協同組合、日本共産党市議団などの準備会の呼びかけに各界の賛同が広がり、同市でかつてなく大きな市民運動になりました。
スタート集会で、準備会代表で伝統行事「金浦ひったか・おしぐらんご」保存会会長の酒井宏侑さんは「NPT再検討会議に市民の半数を超える署名を持って行きましょう」と呼びかけました。
ボランティア連絡協議会会長で市議会副議長の森岡聰子さんは「オバマ大統領が核兵器のない世界を提唱し、実現にむけて大きな節目。日本の役割に大きな期待がかかっています」とのべ、県被爆者会副会長の土屋圭示さんは「私も5月、国連にいき、語り部を務めます」と語りました。高木市長は「一人でも多くの署名をNPT再検討会議に送られるよう、頑張りましょう」とメッセージを寄せました。
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