2010年1月8日(金)「しんぶん赤旗」
米軍機一時移駐に反対
嘉手納町議会が意見書
沖縄
沖縄県嘉手納町議会は7日、米海兵隊普天間基地(同県宜野湾市)の滑走路補修に伴い同基地の固定翼機を米空軍嘉手納基地(同町など)に一時移駐する計画に対し「断固反対」の意思を表明する意見書と抗議決議を全会一致で採択しました。
在沖縄米海兵隊は昨年末、普天間基地の滑走路補修工事を今月10日から開始し、約3カ月間、同基地のKC130空中給油機など13機を嘉手納基地に一時移駐すると発表しています。
意見書と抗議決議は、嘉手納基地への一時移駐が2005年2月に強行された際も、町議会は「断固反対」の姿勢を明確にしたと指摘。町民は、米軍機の離着陸訓練や上空での旋回飛行など「演習の増加で我慢の限界をはるかに超える基地被害を受け」ており、「これ以上の負担増は許すことはできない」と強調しています。
同時に、普天間基地「移設」との関連で嘉手納基地への「統合」などの案が公式に消えていない現状からも「この事態を容認することは断じてできない」としています。
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