2010年1月7日(木)「しんぶん赤旗」
名護市長選
米軍基地のない沖縄を
党・後援会決起集会 稲嶺氏勝利へ決意
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政治の熱い焦点として全国が注目する沖縄県名護市長選の告示(17日告示)まで10日余となった6日、理不尽な辺野古への米軍新基地建設に反対すると公約する新人候補・稲嶺ススム氏を推す日本共産党は、党と後援会の「名護市長選挙勝利めざす総決起集会」を那覇市内で開きました。
会場の那覇市民会館中ホールには県内各地から党員や後援会員約200人が参加。集会は、「基地のない沖縄と日本めざし、沖縄と本土が固く連帯した一大闘争の年に。その第一歩を名護の勝利で飾ろう」と、発言者に拍手や「そうだ」の声が飛ぶ、熱気あふれるものでした。
沖縄県委員会を代表して村山純県委員長代理が報告し、赤嶺政賢衆院議員があいさつしました。県後援会の仲西恒雄代表世話人や沖縄県統一連の新垣繁信代表幹事らが決意表明しました。
赤嶺衆院議員は、米軍普天間基地の移設条件付き返還にたつ鳩山政権が、県内、県外さまざまな地名を挙げて「移設先」探しに迷走していると批判。また、「移設」に名をかりて辺野古への新基地建設の選択肢も捨てていないと指摘。世界一危険な普天間基地は「移設」ではなく無条件撤去の立場で堂々と米国と交渉してこそ解決の道が開けると主張するのが日本共産党の立場だとし、名護市長選勝利が与える政治的重要性を明らかにしました。
名護市長選は、辺野古米軍新基地建設を容認する現職候補との一騎打ちです。選挙戦は、美ら海(ちゅらうみ)を埋め立てる新基地をつくらせるかどうかを最大争点に、▽基地頼み振興策で赤字を増やす市政の継続か、街が活性化する振興策で雇用拡大の新しい市政への転換か▽特定企業言いなりの現市政か、公正・公平なガラス張りの市政への転換か―の三つが市民的争点に浮上しています。