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2010年1月4日(月)「しんぶん赤旗」

「基地撤去」自動車デモ

伊波市長や市民が訴え

沖縄・宜野湾


写真

(写真)市役所前で行われた新春自動車デモの出発式。伊波市長(左から2人目)、赤嶺氏(同3人目)=3日、沖縄県宜野湾市

 沖縄・米軍普天間基地の撤去を訴える「新春自動車デモ」が3日、同基地が市内中心部に居座る宜野湾市内で行われました。「普天間基地撤去をめざす宜野湾市民協議会」の主催で、三十数台が並んだデモの出発集会には約80人が集まりました。市内を1周し、基地のゲートでシュプレヒコールを行いました。

 就任以来自動車デモ出発式へのあいさつが一年の仕事始めとなる伊波洋一宜野湾市長が今年も参加。「普天間飛行場の撤去は住民の願い」とあいさつした伊波市長は、「返還に条件をつけ、代替基地をもとめることは間違っている」「基地だけを押し付ける辺野古への新基地建設は絶対にだめだ」と語り、ともに平和な沖縄をつくろうと訴えました。

 日本共産党の赤嶺政賢衆議院議員は、「1960年の安保改定から50年の節目の年、普天間の撤去、新基地建設反対の運動に全力をあげる」と決意を語り、「普天間の問題は全国の問題。世論に訴えてこそ閉鎖・撤去を勝ち取ることができる。名護市長選はその決定的な意義を持っている」と市長選への支援を訴えました。

 市民協議会代表幹事の宮城正雄さんは、「普天間飛行場は、住民が捕虜になっている間に、上陸した米軍が土地を不法に奪い、つくったもの。戦争で奪われた土地は返してもらいたい」と訴えました。普天間爆音訴訟の代表らが連帯のあいさつをしました。



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