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2010年1月1日(金)「しんぶん赤旗」

公設派遣村

生保申請109人分

ワンストップの会 生活再建呼びかけ


 国と東京都が開設した「公設派遣村」(渋谷区・国立オリンピック記念青少年総合センター)には31日、86人が入所(午後5時現在)し、入所者数は723人になりました。

 年越し派遣村が必要ないワンストップ・サービスをつくる会(代表・宇都宮健児弁護士)は、公設派遣村の入所希望者から生活相談を受け、30日までに109人の生活保護申請書を渋谷区などにファクス送信しました。

 ワンストップの会の宣伝と生活相談のボランティアには31日も110人が参加。相談テントには約100人が訪れました。

 公設派遣村でも、「年明けの生活が心配だ」という入所者の声にこたえ、施設前で生活保護制度などの街頭学習集会を開きました。

 施設前庭に100人近い入所者が出てきてメモをとるなど真剣に聞き入り、時折拍手を送っていました。

 全労連の井上久事務局次長は「派遣村が終了する1月4日以降も放り出すことのないよう都と交渉しています。元日から会場前で生活相談会を開きます」と報告。猪股正弁護士は、「生活保護はみなさんの権利です。堂々と使いましょう」と呼びかけました。作家の雨宮処凛さんも、制度を活用して生活再建しようと訴えました。



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