2009年12月29日(火)「しんぶん赤旗」
1票の格差をめぐる大阪高裁判決について
日本共産党 大幡選対局長が談話
日本共産党の大幡基夫選対局長は28日、1票の格差についての大阪高裁判決について、次の談話を発表しました。
本日、大阪高裁は、8月30日投票の衆議院小選挙区選挙について1票の格差が最大2・30倍になっていたことに、1994年に小選挙区比例代表並立制が導入されて以来、はじめて「違憲」判決を下した。これは、憲法の保障する「選挙権の平等」「投票価値の平等」の原則にてらしてきわめて当然の判決である。
小選挙区制はもともと民意を正確に反映できない制度であるが、それに加えて、これまで「区割り改定」をおこなっても1票の格差問題を解決できなかったことは、小選挙区制度自身の矛盾をあらためて浮きぼりにしている。わが党は、小選挙区制を撤廃し、民意を正確に反映する比例代表中心などの選挙制度への抜本的改革を提案しているが、そのことをあらためて訴えるものである。
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