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2009年12月28日(月)「しんぶん赤旗」

年末相談・炊き出し実施


まともな仕事がほしい

神奈川

写真

(写真)相談会スタッフに相談する人たち=27日、横浜市

 反貧困ネットワーク神奈川は27日、横浜市神奈川区の沢渡中央公園で労働相談や炊き出しを行う「ワンストップかながわ相談会 反貧困、年末なんでも相談」を開き、6時間で26人が相談しました。

 相談には弁護士、司法書士、労組などが対応。テント6張を設置してカレーをふるまいました。相談者のうち10人が28日、区役所に生活保護の集団申請を行います。

 雇用について相談した横浜市西区の男性(68)は「4年前に派遣切りにあった。まともな仕事がなく、アルバイトで4、5万の収入。貯金と年金で生活しています。もう少しまともな仕事がほしい」と訴えました。

 50代の非正規社員は、低収入で家賃を滞納したため、仲介業者から期日までに退去しなければ鍵を開けて物を処分すると通知されたと相談。生活保護の申請を行うことを決め、弁護士が通知に反論することになりました。

 心臓手術の影響で、仕事ができず、公園で生活する男性(62)は、病院に入院し、後日、住まいの確保や生活保護を申請することになりました。横浜駅前でビラを受け取ってきたという横浜市の女性(76)は、介護について相談し、「気持ちが楽になってきた」と語りました。

 日本共産党の田村智子参院比例予定候補、はたの君枝参院神奈川選挙区予定候補、河治民夫市議が激励にかけつけました。


10日ぶり風呂 気持ちいい

京都

 路上生活者らに炊き出しや相談、入浴の支援を行う「連帯ひろば」が27日、京都市南区の京都民医連・九条診療所と介護福祉施設・上鳥羽デイサービスセンターで行われ、83人が訪れました。京都市職労など労組や団体でつくる「ネットワーク・連帯ひろば」が主催。今年1月から毎月実施しています。

 19人が相談し、うち8人が28日に生活保護の申請を行うことになりました。

 5年ほど路上生活をつづける男性(56)は、住居の確保や生活再建を相談。仕事中の事故で片目を失明し、「思うように仕事が見つからない。何とか最低限の生活ができるようにしたい」と話していました。

 今年4月にトヨタの工場を派遣切りにあった男性(38)は「50社は回ったが、経験者や私より若い人が優先され就職できない。あきらめずがんばりたい」と語りました。

 入浴した人たちは、「生き返った気分」「風呂は10日ぶり。気持ちいいですね」と口をそろえました。

 日本共産党の穀田恵二衆院議員、成宮まり子参院京都選挙区予定候補が参加し、京都民医連第二中央病院院長の門祐輔医師(来年4月11日投票の京都府知事選に立候補を表明)がボランティアで健康相談にのりました。



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