2009年12月26日(土)「しんぶん赤旗」
レッド・パージ誤り認めよ
連絡センター 米大使館に要請
レッド・パージ反対全国連絡センターの金子圭之事務局長など代表団は24日、アメリカ大使館を訪れ、オバマ大統領あての「アメリカ政府は60年前、レッド・パージの強行を指令した重大な誤りを認め、被害者に謝罪すべきです」との文書を手渡しました。文書は11月の同センター総会で決議したものです。
代表団は、1949年から50年にかけて4万人(推定)を職場から追放したレッド・パージは、アメリカ占領軍の指令で強行された経過をのべたうえで、日本弁護士連合会の救済勧告で60年目にして解決の光が見えてきたこと、このときこそアメリカ政府がレッド・パージの誤りを認めることが大事であると説明しました。そしてアメリカ、イタリア、スペインなどの解決例をあげて被害者の名誉回復の緊急性を強調しました。
これに対して応対した書記官は「レッド・パージは人権問題として私も研究したい。これを解決することは、日米両国民の友好関係を強める大事な課題だと思う。文書はオバマ大統領に必ず届くよう取りはからいたい」と約束しました。